フライリールは軽きゃいいってもんじゃない

先日、紹介したダイワのロッホモアSLA(3/4)。実釣で使ってみると、軽すぎて違和感があったので、少し重くすることにしました。

フライリールを重くする

軽すぎるリール

ダイワのロッホモアSLA(3/4)。重量は115gです。今時のフライリールとしては、そんなに軽いというわけではないんですが、これまで使っていたリールが130g超だったせいか、だいぶ軽く感じます。

3番ロッドとロッホモアSLAのバランス

15gの差なんて、大したことないように思うんですが、実際に使ってみると、これが結構、気持ち悪い。

徹底解剖!ロッホモアSLAとフリーストーンLAの比較
渓流用のフライリールには、10年前に買ったシマノのフリーストーンFV3をずっと使い続けています。しかし、最近、フライラインの巻き癖が気になりだしたため、今更ながらラージアーバーリールというものを買ってみようと思い立ちました。

重くする方法

せっかく買ったものを手放すのももったいないので、リールを重くする方法を調べていたところ、あるブログで、チューニングシンカーという糸オモリを使っているという記事を発見。

もともとエギやルアーに巻きつけるものらしいんですが、これをリールに巻いていきます。

ロッホモアSLAのスプール
ロッホモアSLAのスプール。極端なラージアーバーのため、軸の周辺に十分なスペースがあります。
糸おもり
第一精工のチューニングシンカー。最も太い2mmを使用。10cmで3.75gになります。
柔軟な糸おもり
エギやルアーに使うだけあって、柔軟で丈夫です。今回は60cm(22.5g)巻きます。
糸おもりを巻いたところ
巻き終わったところ。しっかり巻きつくので、釣りをしていて、取れるということはありません。

だいぶ良くなった

僅か22.5g重くしただけですが、実釣で使ってみるとぜんぜん違います。後から微調整ができるよう、これまで使っていたリール(フリーストーンFV)よりちょっと重めにしてあります。

チューニングシンカーを装着したフライリール

フライリールって、ラインを巻きとめておければいいってもんじゃないんですね。

キャスティングをする際の支点、あるいは、抵抗とでも言うんでしょうか。リールにある程度の重さがないと、暖簾に腕押し状態になってしまいます。

軽すぎるのも考え物

最近のフライリールの闇雲な軽量化傾向には、ちょっと疑問を感じます。極端なラージアーバー化もそうですが、あまりフライをやらない人が、流行だけを見て商品化しているようにしか思えません。

フライなんて市場規模も小さいし、新商品を出してくれるだけでもありがたいんですが、もう少し、いろんな意見を汲んで欲しいですね。

重さを調整できるフライリールがあれば、そこそこ売れると思うんですが。

コメント

  1. トシyan より:

    はじめまして・・私もリールは軽ければ良いとは思いません・・ロッド全体の重量やアクションとのバランスだと思います。

    • trouting より:

      トシyanさん
      コメントありがとうございます。

      ロッドが主役だとすると、リールって脇役ですけど、何でもいいってわけではないですよね。

      相性のいい名脇役がいてこそ主役が引き立ちます。

      ほんと、フライロッドって奥が深いですね。