熊を恐れず尺イワナ

先週の釣行で熊に遭遇した区間にまた入ってみました。

緊張の夏

爆竹

熊の被害なんて他人事で、これまで、対策らしいことはほとんどやってなかったんですが、先週の遭遇で、そうも言っていられなくなりました。

熊に遭遇し竿を折る
本流をあきらめ、支流に少し入ったところで、ふと上流に目をやると。黒くてズングリしたヤツがこちらを見てるではないですか。一見してそれとわかるツキノワグマの成獣。車から目撃したことはあるんですが、渓流で出くわすのは初めてです。

で、急遽、用意したのがこれ。

バクチク
バクチクです。できれば、昔ながらの赤い箱入りが欲しかったんですけど。

今日入るポイントは、先週、熊に出くわした場所のすぐ下。他にも複数の目撃情報があるのに加え、捕獲されたという話は聞かないので、まだこの辺をうろついている可能性が高いです

要所要所で爆竹を鳴らしながら、慎重に進みます。

熊が出る渓流
やっとの思いで目的のポイントに到着。なんでこんな思いまでして来たのかというと、先週の釣行で、大物っぽいライズをとり損ねているから。

ヤマメ優勢の区間なんで、尺ヤマメの期待が高まります。

イワナか

ロッドにラインを通しながらポイントを観察していると、幸運にも皆さんお食事中。大物は一番奥に着いているっぽいです。

手前に居たヤマメを釣った後、本命を前にフライを交換。

フライ
CDCのピーコックです。先週、バーブレスのカーブドシャンクで逃がしてしまっているので、今日はマイクロバーブのスタンダードをチョイス。サイズは#16。

これをライズポイント付近に流してみると。

尺イワナ
イワナでした。32cmの尺上です

残念ながら尺ヤマメじゃありませんでしたが、ドライで釣れたんで満足です。熊を恐れずに来た甲斐がありました。

コメント

  1. shoichi より:

    はじめまして。九州・大分で渓流ルアー釣りをやってる shoishiと申します。実は来月(10月)から山形県の方に1か月の出張が決まり、ぜひ山形で釣りをしたいと思い検索してたところこちらにたどり着きました。九州に熊はいないんでドキドキしながら拝見しましたが、熊と遭遇して怖い目にあっても尚、溪に向かう姿勢にはただ恐れ入るばかりです。初対面なのにたいへん失礼とは思ったんですが10月でも釣りが可能な場所ってどこかあるでしょうか?渓流シーズンは9/ Eまでのようなので半分は諦めてるんですが….。よろしくお願いします ^^;

    • trouting より:

      はじめましてshoishiさん。コメントありがとうございます。

      山形県の場合、渓流魚(イワナ、ヤマメ)ですと10月1日から3月末までが禁漁になります。漁協が無い河川もいくつかありますが、県の規則があるため、残念ながら禁漁期間は同じです。

      ただ、ニジマスですと、寒河江川の大井沢C&Rが10月末まで、おとなり宮城県の荒雄川C&Rだと11月末まで釣りが可能です。

      今年は熊が多く、渓流域での釣行は本当に緊張します。C&R区間だと、人も多く見晴らしもいいので、そこまで気にすることはないと思いますが、秋になると餌を求めて人里に降りてくるらしいので、熊鈴くらいは持っておいたほうがいいかもしれませんね。