雪代バンバン!たまには餌でチョウチン釣り

今年から餌釣りに転向しました。 ・・・というのは冗談です。

ミャクとチョウチン

雪代バンバン

去年から、シーズンインの雪代期には餌釣りをやっています。フライをやめたわけではありません。

昨日まで雨だったんですが、今日は晴天。先週は雪代でほとんど釣りにならなかったので、今日はなんとか解禁したいんですが。

淵
朝一で本流域を攻めてみるも水が多すぎて全然だめだったので、支流に入ってみました。水は多いですけど本流ほどではありません。濁りもないし水温も8℃あります。

時計を見ると午前9時。このまま、いい天気が続けば、昼にかけて活性が上がりそうな予感。

川虫取り

熊太郎(ミミズ)の元気が無いので、川虫を取ることにします。

渓流log流 川虫の採り方

ステンレススコップ(片手用)で底石をひっくり返し、舞い上がった川虫を網で掬い取ります。このスコップ。今年から導入したんですが、かなり使い勝手がいいです。テコの原理で簡単に石が持ち上がります。

この時期、素手だと冷たくて痛いし、かなり大変です。足を使ってもいいんですが、シューズが痛むんでやめておいたほうがいいです。

エルモンヒラタカゲロウのニンフ
ヒラタ(チョロ)です。フライ的にはエルモンヒラタカゲロウのニンフ(たぶん)。採れたてで美味しそう(笑)。でもよく見ると、足が1本取れちゃってるな。やっぱり川虫って繊細ですね。竹のピンセットも買わないと。

砂虫、クロカワなどもいましたが、採れたのは9割方ヒラタでした。

支流といっても水量は多いので、オモリは4B。木が邪魔で振り込めなかったので、かなり短い仕掛けでのミャク釣りです。

川虫で釣れたヤマメ
10時近くなると活性が上がってきたのか、このくらいのサイズが結構釣れました。

小さい堰堤

昼になると、あたりがパタッと止まってしまったので、もう少し上に行ってみます。川幅が狭く木が多くて振り込みどころじゃありませんので、仕掛けをさらに切り詰めます。

極端に短いチョウチン釣りって、完全な点の釣りになってしまうんですよね。ちょっとしたポイントをナチュラルに流すなら、フライの方に分があると思います。

増水する堰堤
さらに登ってみると小さい堰堤が見えてきました。やっぱり水は多いです。川虫を切らしてしまったので、ハリをキジスペシャルに変更し、ミミズを装着。オモリは3Bの2段打ち。

これを白泡の中に入れてみると。

ミミズで釣れたイワナ
イワナです。サイズはイマイチでしたが、結構釣れました。

堰堤の白泡直下は延べ竿の独壇場ですね。オモリを重くしても押し戻されますが、竿の長さと仕掛けの短さを利用して向こう側に引っ張ることで、すぐに入れなおすことができます。これをキャストでやろうとすると大変です。

フライロッドでも、ショットをかませたり、特大のタングステンビーズとかジグヘッドを使えば、入れられないこともないと思いますが、キャストし辛いわ根掛かりするわで大変だと思います。

餌釣りをするメリット

餌釣りの経験が無いままドライフライから釣りを始めたので、ポイントを見る目が平面的になってしまうのが悩みです。水面にしか意識がいかないんですよ。

3年前からニンフィングもやるようになり、水中の流れも考えなければと思うんですが、目に見えない部分なのでイメージするのが難しい。

水中のイメージ

餌釣りをやると、否が応でも水中を意識しなければいけません。私が最初になるほどと思ったのは、底層の流れ(底波)は表層の流れよりも遅いということ。これはミャク釣りをやる人にとっては常識です。

次に驚いたのは、男波、女波、喰い波といった波の理論。これまで機械的に狙っていたバブルライン、白泡の切れ目、沈み石などのポイントに魚が付く理由が、この理論で納得できました。

竿抜けを実感

竿抜けポイントを実感できるという副次効果もあります。自分でやってみて狙いにくいところが、その釣法の竿抜けポイントになります。

渓流釣り人口で多いのは何と言っても餌釣り。次にルアーでしょう。フライは1割いればいいほうじゃないでしょうか。フライのメッカ的な川は除いて、普通の渓流では先行者がいても、ほとんどが餌釣りかルアーになります。これらの弱点を知っておいて損はありません。

来年はルアーでもやってみようかな? 

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