チープカシオは渓流釣りで使えるか

軽すぎて付けている感じがしないんです。

軽くてシンプル

チープカシオ

ホームセンターなどで1000円くらいで売られているカシオ製の安い腕時計のことをチープカシオっていうんだそうです。

特徴は軽くてシンプル。そしてなかなか壊れないこと。

今回は数百種類もあるといわれるチープカシオの中から渓流釣り用にF-84Wというデジタル時計を買ってみました。

CASIO F-84W。希望小売価格3,780円（税込）のところ、Amazonで935円でした。遥か昔、小学生の頃、似たようなものを持っていたような気がします。

[カシオ] 腕時計 カシオコレクション スタンダード(旧モデル) F-84W-1

CASIO Collection(カシオ コレクション)

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防水性能

渓流で使う上で一番気になるのは防水性能です。

F-84Wの防水性能は日常生活防水で、カシオのホームページによると、洗顔、雨は可ですが、水仕事、水泳は不可とあります。

渓流釣りで川に腕を突っ込むのは、根掛かりしたハリを外すときくらいだろうから、そんなに長く水に浸かるということはありませんし、深さもせいぜい40～50cmです。

試しに3分ほど渓流に晒してみましたが、特に問題はないみたいです。※試される方は自己責任で。

ちなみに、W-59という逆輸入品だと50M（5気圧）防水にもなりますが、実売価格は2000円前後と、チープカシオにしてはちょっと高め。

軽量

F-84Wの重さは21g。チープカシオの中でも１，２を争うほどの軽さです。

試しにフィッシングで人気のある腕時計と比較してみました。

チープカシオ F-84Wの軽さが群を抜いていますね。トリプルセンサー、タフソーラーなど高機能になればなるほど、価格も重さも増していくようです。

一番下のOVERLAND OVW-110DJ-1AJFは高機能という訳でも釣りで人気という訳でも無くて、一昨年まで私が渓流で使っていたものです。

シンプルで電波ソーラーも便利だったんですが、金属バンドのため122gとかなり重いのが難。熊に遭遇した際に岩にぶつけて壊れてしまいました。

熊に遭遇し竿を折る

本流をあきらめ、支流に少し入ったところで、ふと上流に目をやると。黒くてズングリしたヤツがこちらを見てるではないですか。一見してそれとわかるツキノワグマの成獣。車から目撃したことはあるんですが、渓流で出くわすのは初めてです。

trouting.net

2016.06.19

引っかからない

釣りには金属バンドよりも樹脂バンドの方が向いています。

金属バンドだと上の写真（OVERLAND OVW-110DJ-1AJF）でも分かるように、繋ぎ目の凹凸が多くて、釣り糸が引っかかるからです。

F-84Wのシンプルな樹脂バンドだと引っかかるところがほとんどありません。

ライト

F-84WのLEDライトは左上のボタンを押している間だけ光ります。

片側から照らすだけなので視認性はあまり良くありません。日中にやる渓流釣りなら問題ありませんが、夜釣りにはELバックライト、できればオートライトのものが便利かもしれません。

渓流で使えるか

F-84Wだと防水性能にちょっと不安はありますが、何より軽いのでかなり気に入っています。渓流ではもちろん、最近は普段でも付けているくらいです。

あと、電池寿命が公称７年というのも凄い。プロトレックやGショックの電池モデルだと２年くらいですし（実際はもっと動くらしいが）。

使いもしない過度な機能はかえって重くなるだけ。沢登りをしながら最奥の源流を目指すならまだしも、その辺の渓流を日帰り釣行するくらいであれば、ゴツくて高機能なものより軽くてシンプルなチープカシオの方が使い勝手はいいんじゃないかと思います。

万が一壊れたとしても、時間を知るだけであれば携帯やデジカメで代用できますしね。